INTRODUCE POTTER
作家・窯元紹介
No.9
炎向窯 Hinata-gama炎向窯
〒847-0401 佐賀県唐津市鎮西町名護屋4726
0955-82-6022
https://karatsuyaki.info/
暖かさを感じてもらえる作陶を
炎向窯は佐賀県唐津市鎮西町にあります。素晴らしい自然環境の中、田舎暮らしを楽しみながら暮らしています。近くには、名護屋城跡・波戸岬があります。19歳の時、近所にあった窯元を見学に行ったのがきっかけでこの道に入りました。48歳で独立するまでの29年間、沢山の事を勉強させて頂いた両先生方には、本当に感謝しております。
『炎向窯』の名前を決める時は、夫婦二人で何日も考えました。『ひなた』という言葉の響きが好きで、『窯元は炎に向かっていかんとね!』と言うことで、この名前に決まりました。ひなた村の一日は、ワンコ達の散歩で始まります。それも早朝ではなく、NHKの朝ドラを見てから、ゆっくりと1時間程かけて…猫達・鳥達・植物達の世話をして…の~んびりしたものです。そして、お昼寝は欠かせません(15分位のお昼寝は、体にも良いそうです)。ゆったりと流れる時間の中から、炎向窯の品々は生まれてきます。一日の終わりは、これまたワンコ達の散歩です。これが終わると、やっと自分の時間です。落着いてロクロの前に座れます。時間はゆっくりと流れるのですが、1日はあっと言う間に過ぎてしまいます。
日々、無心で土と語らい、炎を味方にしながら、暖かさを感じてもらえる作陶を志しています。この様な環境に身を置けることに感謝しつつ日々過ごしています。
呼吸と同じことを生業として
19歳で近所にできた窯に就職し、ものづくりの楽しさを知りました。今年で65歳となりますが、仕事という感覚ではなく、例えるなら人が呼吸をして生きているのが日常というような感覚で、色々な作業をしています。呼吸と同じことを生業として生活ができていることに感謝する中から、炎向窯の品たちは生まれてきています。
中でも、得意としているのが蛇蝎(じゃかつ)唐津です。昔からある唐津焼の種類ですが、蛇蝎唐津を焼いている窯が少ないので、珍しがられる事が多いようです。また、3年連続県展に蛇蝎唐津で入選・入賞しているので炎向窯の主力商品となっています。
経歴
1957年 | 唐津市鎮西町名護屋に生まれる |
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1976年 | 御庭窯就職 |
1981年 | 大杉皿屋窯 大橋裕氏に師事 |
2005年 | 炎向窯 独立(北波多成渕にて) |
2012年 | 鎮西町名護屋に移転 |
2019年 | 呼子朝市通り店開店 佐賀県展入選(蛇蝎釉鉢Ⅱ) |
2020年 | 佐賀県展入選(蛇蝎唐津兜皿) |
2021年 | 佐賀県県展入賞/小城市長賞(蛇蝎唐津氷紋鉢) |